旅行好きなら一度は憧れるプライオリティパス。世界中の空港ラウンジが使えるこのサービスと、旅行の楽しみをさらに広げるマイルが両方手に入るクレジットカードがあれば、旅の質がぐっと上がります。でも「どのカードを選べばいいの？」「効率よくマイルを貯めるコツは？」と悩んでいませんか？
この記事では、マイルが貯まるプライオリティパス付きクレジットカードの選び方から、効率的なマイルの貯め方まで詳しくご紹介します。旅行をもっと快適に、そしてお得に楽しむための情報が満載です。
プライオリティパス付きクレジットカードとは
プライオリティパスとは、世界140カ国以上、1,300ヶ所を超える空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。通常は年会費が必要ですが、特定のクレジットカードの特典として無料で付帯することがあります。
プライオリティパスのメリット
プライオリティパスの最大の魅力は、搭乗前の待ち時間を快適に過ごせることです。混雑したターミナルで立ちっぱなしになることなく、ゆったりとした空間でくつろげます。ドリンクやスナックが無料で提供されるラウンジが多く、Wi-Fiやシャワー設備が整っている場所もあります。
長時間のトランジットや遅延時にも心強い味方になってくれるため、頻繁に海外旅行をする方には特に重宝するサービスです。
カード選びで重視すべきポイント
プライオリティパス付きカードを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
まず年会費と特典のバランスを確認することが大切です。年会費が高額でも、それに見合った特典があれば価値があります。次に、マイルの貯まりやすさも重要なポイントです。日常使いでどれだけマイルが貯まるか、ボーナスポイントの有無なども確認しましょう。
また、プライオリティパスの種類にも注目してください。無制限に利用できるPrestige会員権が付帯するカードが最も価値が高いです。さらに、家族カードの発行可否や付帯保険の内容も比較検討するとよいでしょう。
マイルが貯まるプライオリティパス付きクレジットカード10選
三菱UFJカード・プラチナ・アメックス
年会費は20,000円（税別）と比較的リーズナブルながら、プライオリティパスのPrestige会員権が付帯する人気カードです。MUFGカードポイントが貯まり、ANAマイルやJALマイルに交換可能です。国内利用で0.5%、海外利用で1.0%のマイル還元率が魅力です。
空港送迎サービスや手厚い旅行保険も付帯しており、旅行好きにはうれしい特典が満載です。
JAL アメックス プラチナ
年会費は55,000円（税別）とやや高めですが、JALマイルを直接貯められるのが最大の特徴です。通常のカード利用で0.5%、JAL便利用で1.0%のマイル還元率があります。
プライオリティパスはもちろん、JAL国内線ラウンジも無料で利用できるため、JALをよく利用する方には特におすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
年会費22,000円（税別）で、個人事業主や法人向けのカードです。経費の支払いでセゾンポイントが貯まり、JALマイルやANAマイルに交換可能です。
ビジネス利用に特化した特典が多く、出張が多い方に適しています。プライオリティパスのStandard会員権が付帯し、ラウンジ利用ごとに料金がかかるタイプです。
三井住友カード プラチナ
年会費55,000円（税別）のプレミアムカードです。Vポイントが貯まり、ANAマイルに交換可能です。国内利用で0.5%、海外利用で1.25%のマイル還元率があります。
プライオリティパスのPrestige会員権が付帯し、空港送迎サービスや手厚い旅行保険も魅力です。
楽天プレミアムカード
年会費11,000円（税別）とリーズナブルながら、プライオリティパスのStandard会員権が付帯します。楽天ポイントが貯まり、ANAマイルやJALマイルに交換可能です。
楽天市場での買い物で高還元率になるため、楽天経済圏を活用している方におすすめです。
ダイナースクラブカード
年会費22,000円（税別）で、プライオリティパスのPrestige会員権が付帯する老舗プレミアムカードです。ダイナースポイントが貯まり、ANAマイルやJALマイルに交換可能です。
世界中の一流レストランや特別なイベントへの招待など、ラグジュアリーな特典が豊富なのが特徴です。
JAL・JCBカード プラチナ
年会費27,500円（税別）で、JALマイルを直接貯められるJCBブランドのカードです。通常のカード利用で0.5%、JAL便利用で1.0%のマイル還元率があります。
プライオリティパスのStandard会員権が付帯し、JAL国内線ラウンジも無料で利用できます。
ラグジュアリーカード ゴールド
年会費55,000円（税別）の高級感あふれるメタル製カードです。独自のポイントプログラムを持ち、ANAマイルやJALマイルに交換可能です。
プライオリティパスのPrestige会員権が付帯するほか、空港送迎サービスやホテルのアップグレード特典など、ラグジュアリーな旅を演出する特典が充実しています。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費22,000円（税別）で、セゾンポイントが貯まり、JALマイルやANAマイルに交換可能です。国内利用で0.5%、海外利用で1.0%のマイル還元率があります。
プライオリティパスのStandard会員権が付帯し、アメックスの特典も利用できる二刀流カードです。
ANAプラチナカード
年会費33,000円（税別）で、ANAマイルを直接貯められるカードです。通常のカード利用で0.5%、ANA便利用で1.0%のマイル還元率があります。
プライオリティパスのStandard会員権が付帯し、ANA国内線ラウンジも無料で利用できます。ANAをよく利用する方には特におすすめです。
プライオリティパス付きカードの比較
年会費で比較
プライオリティパス付きカードの年会費は幅広く設定されています。以下に主要カードの年会費を比較表でご紹介します。
| カード名 | 年会費(税別) | プライオリティパスタイプ |
|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | Standard |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 20,000円 | Prestige |
| セゾンプラチナ・アメックス | 22,000円 | Standard |
| ダイナースクラブカード | 22,000円 | Prestige |
| JAL・JCBカード プラチナ | 27,500円 | Standard |
| ANAプラチナカード | 33,000円 | Standard |
| JAL アメックス プラチナ | 55,000円 | Prestige |
| 三井住友カード プラチナ | 55,000円 | Prestige |
| ラグジュアリーカード ゴールド | 55,000円 | Prestige |
マイル還元率で比較
マイル還元率は、カードによって大きく異なります。以下に主要カードのマイル還元率を比較表でご紹介します。
| カード名 | 通常利用時のマイル還元率 | 特約店・提携店利用時 |
|---|---|---|
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 0.5% | 最大10% |
| JAL アメックス プラチナ | 0.5% | JAL便利用で1.0% |
| 三井住友カード プラチナ | 0.5% | 海外利用で1.25% |
| 楽天プレミアムカード | 0.5% | 楽天市場で最大3% |
| ダイナースクラブカード | 0.4% | 特約店で最大2% |
| ANAプラチナカード | 0.5% | ANA便利用で1.0% |
家族カードの有無で比較
家族カードがあれば、家族の利用分もまとめてマイルを貯められます。以下に主要カードの家族カード発行条件を比較表でご紹介します。
| カード名 | 家族カード年会費(税別) | 家族カードの特典 |
|---|---|---|
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 3,000円 | 本会員と同等の保険 |
| JAL アメックス プラチナ | 22,000円 | プライオリティパス付帯 |
| 三井住友カード プラチナ | 無料 | 本会員と同等の保険 |
| 楽天プレミアムカード | 2,200円 | プライオリティパスなし |
| ダイナースクラブカード | 無料 | 本会員と同等の特典 |
| ANAプラチナカード | 6,600円 | プライオリティパスなし |
特典内容で比較
カードによって付帯する特典は異なります。以下に主要カードの特典内容を比較表でご紹介します。
| カード名 | 空港送迎 | 旅行保険 | その他特典 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | あり | 最高1億円 | コンシェルジュサービス |
| JAL アメックス プラチナ | あり | 最高1億円 | JALラウンジ無料 |
| 三井住友カード プラチナ | あり | 最高1億円 | 手荷物無料宅配サービス |
| 楽天プレミアムカード | なし | 最高5,000万円 | 楽天市場で高還元 |
| ダイナースクラブカード | あり | 最高1億円 | 一流レストラン優待 |
| ANAプラチナカード | なし | 最高5,000万円 | ANAラウンジ無料 |
マイルを効率的に貯める方法
日常の買い物でマイルを貯める
マイルを効率よく貯めるには、日常の買い物をすべてカード払いにするのが基本です。スーパーやコンビニでの少額決済も積み重ねれば大きなマイルになります。
特に還元率の高いカードを選んで使うことで、同じ金額を使っても貯まるマイルが違ってきます。例えば、年間100万円をカード決済する場合、還元率0.5%なら5,000マイル、1.0%なら10,000マイルの差が出ます。
固定費の支払いをカード払いに切り替える
光熱費や携帯電話料金、保険料など、毎月必ず発生する固定費をカード払いにすることで、確実にマイルを貯められます。
例えば、月に5万円の固定費をカード払いにすれば、年間60万円の支払いになります。還元率0.5%のカードなら3,000マイル、1.0%なら6,000マイルが自動的に貯まる計算です。
特約店・提携店を活用する
多くのカードには、通常より高い還元率で利用できる特約店や提携店があります。例えば、JALカードならJAL便の予約、ANAカードならANA便の予約で還元率がアップします。
また、ショッピングモールやデパート、飲食店など、特定の店舗での利用でボーナスポイントがつくケースもあります。カードの特約店情報をこまめにチェックして、効率よくマイルを貯めましょう。
マイレージモールを利用する
航空会社やカード会社が運営するオンラインショッピングモール「マイレージモール」を経由して買い物をすると、通常より多くのマイルが貯まります。
例えば、ANAのANAショッピングA-styleや、JALのJALショッピングなら、普段利用するネットショップでの買い物でも数倍のマイルが貯まることがあります。大型家電や高額商品を購入する際は特におすすめです。
マイルを貯めるための裏技
移動でポイントを貯める方法
タクシーや配車サービス、レンタカーなどの移動手段でもマイルが貯まります。例えば、JALカードならJapanTaxiとの提携で、タクシー利用でJALマイルが貯まります。
また、レンタカー会社も航空会社と提携していることが多く、レンタカー利用でマイルが貯まるケースがあります。出張や旅行の際は、こうした移動手段でもマイルを意識すると効率的です。
提携銀行との取引でマイルを獲得する方法
一部の銀行では、口座開設や預金、住宅ローンなどの金融取引でマイルが貯まるサービスを提供しています。
例えば、三菱UFJ銀行ならANAマイル、みずほ銀行ならJALマイルが貯まるプログラムがあります。普段の金融取引でもマイルを意識すると、効率よく貯められます。
ふるさと納税でマイルを貯める方法
ふるさと納税をクレジットカード決済すれば、寄付金額に応じてマイルが貯まります。例えば、10万円のふるさと納税をカード決済すれば、還元率0.5%なら500マイル、1.0%なら1,000マイルが貯まります。
税金の控除を受けながらマイルも貯められる一石二鳥の方法です。ふるさと納税サイトによっては、カード決済に対応していない場合もあるので、事前に確認しましょう。
ポイ活サイトのポイントをマイルに交換する方法
ポイ活サイトで貯めたポイントを、マイルに交換する方法もあります。例えば、モッピーやハピタスなどのポイントサイトで貯めたポイントは、ANAマイルやJALマイルに交換できます。
アンケート回答やゲーム、ショッピングなど、様々な方法でポイントを貯めて、効率よくマイルに変換しましょう。
マイルとプライオリティパスを最大限活用するコツ
自分の生活スタイルに合ったカードを選ぶ
マイルを効率よく貯めるには、自分の生活スタイルに合ったカードを選ぶことが重要です。よく利用する航空会社や、普段の買い物パターンに合わせてカードを選びましょう。
例えば、JALをよく利用する方はJALカード、ANAをよく利用する方はANAカードが効率的です。また、楽天市場でよく買い物をする方は楽天カードが有利になります。
複数のカードを使い分ける方法
より効率よくマイルを貯めるには、複数のカードを使い分ける方法もあります。例えば、日常の買い物は還元率の高いカードで、特定の店舗では特約店対応のカードで、といった使い分けです。
ただし、管理が複雑になりすぎないよう、2〜3枚程度に絞るのがおすすめです。年会費の合計額も考慮して、コストパフォーマンスの良い組み合わせを見つけましょう。
マイルの有効期限を意識する
貯めたマイルには有効期限があるケースが多いので注意が必要です。例えば、JALマイルは最後の加算・利用から36ヶ月、ANAマイルは最後の加算・利用から36ヶ月が有効期限です。
マイルが失効しないよう、定期的にマイル残高と有効期限をチェックし、計画的に利用しましょう。少額のマイルでも、商品交換や特典航空券の一部に充当できる場合があります。
プライオリティパスの利用制限を把握する
プライオリティパスには、カードによって利用制限がある場合があります。Standard会員権が付帯するカードの場合、ラウンジ利用ごとに料金（約3,000円程度）がかかるケースが多いです。
一方、Prestige会員権が付帯するカードなら、無制限に無料でラウンジを利用できます。自分のカードのプライオリティパスタイプを把握し、効果的に活用しましょう。
まとめ
マイルが貯まるプライオリティパス付きクレジットカードは、旅行をより快適でお得にしてくれる強い味方です。自分の生活スタイルや旅行頻度に合わせて最適なカードを選び、日常の買い物や固定費の支払いでコツコツとマイルを貯めていきましょう。
特約店の活用やマイレージモールの利用など、効率的な貯め方を実践すれば、思った以上にマイルが貯まるはずです。プライオリティパスの特典と合わせて、より豊かな旅行体験を楽しんでください。
