旅行好きなら一度は憧れる特典航空券。でも「飛行機にあまり乗らないからマイルなんて貯まらない」と思っていませんか?実は、ANAマイルは飛行機に乗らなくても効率よく貯められるんです。クレジットカードの利用やネットショッピング、日常生活のちょっとした工夫で、気づけばマイルがどんどん増えていきます。
この記事では、飛行機に乗らなくても効率よくANAマイルを貯める方法を10個ご紹介します。マイルの貯め方を知って、次の旅行をぐっとお得に楽しみましょう。
ANAマイルを貯めるメリット
ANAマイルを貯めると、どんな良いことがあるのでしょうか。まずはマイルを貯めるメリットについて見ていきましょう。
特典航空券に交換できる
ANAマイルの最大の魅力は、特典航空券に交換できること。国内線なら往復6,000マイルから、国際線も38,000マイルからチケットに交換できます。通常の航空券よりもずっとお得に旅行できるのが嬉しいポイントです。
例えば、東京-沖縄間の特典航空券は往復12,000マイル。現金で購入すると繁忙期には5万円以上することもあるので、マイルの価値は非常に高くなります。
座席のアップグレードに使える
エコノミークラスからプレミアムエコノミーやビジネスクラスへのアップグレードにもマイルが使えます。長時間のフライトでは座席の快適さが旅の質を大きく左右するので、このメリットは見逃せません。
例えば、東京-ニューヨーク間のエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードは35,000マイル。ビジネスクラスの快適さを考えると、非常にお得です。
マイルの有効期限は3年間
ANAマイルの有効期限は最後にマイルが加算された月の36ヶ月後の月末まで。つまり、少しでもマイル獲得の活動をしていれば、有効期限が延長されるので、長期的に貯めることができます。これは他社のポイントプログラムと比べても比較的余裕のある設定です。
飛行機に乗らずにANAマイルを貯める10の方法
飛行機に乗らなくてもマイルを貯める方法はたくさんあります。日常生活に取り入れやすい10の方法を詳しく見ていきましょう。
ANAカードを作って日常の買い物で貯める
最も基本的な方法は、ANAカードを作って日常の買い物に使うことです。ANAカードは利用金額100円につき1マイルが貯まります。年会費は種類によって異なりますが、一般カードなら初年度無料、2年目以降も2,200円からと手頃です。
ANAカードにはいくつか種類があります。
カード名 | 年会費 | 基本還元率 | 特徴 |
---|---|---|---|
ANA VISA/マスターカード | 2,200円(初年度無料) | 1% | 基本的な機能を備えたスタンダードカード |
ANA VISA/マスターゴールドカード | 11,000円 | 1% | 空港ラウンジ利用可、付帯保険が充実 |
ANA JCBカード | 2,200円(初年度無料) | 1% | JCB特典が利用可能 |
ANA アメックスカード | 7,700円 | 1% | アメックス特典が利用可能 |
日々の買い物、公共料金の支払い、飲食店での利用など、すべての支払いをANAカードに集約すれば、自然とマイルが貯まっていきます。
ANAマイレージモールを経由してネットショッピング
ネットショッピングをする際は、ANAマイレージモールを経由するだけで通常のカード利用マイルに加えて、ショップに応じた追加マイルが貯まります。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、普段利用するサイトがほとんど対応しています。
例えば、楽天市場では100円につき1マイル、Amazon.co.jpでは200円につき1マイルなど、サイトによって還元率は異なります。セール時には還元率が上がることもあるので、そのタイミングで買い物をするとさらにお得です。
ANA Payを活用した支払いでマイルを二重取り
ANA Payはスマートフォンで使えるQRコード決済サービスです。ANAカードからチャージして使うと、チャージ時にANAカードのマイルが貯まり、さらに決済時にもマイルが貯まるという二重取りが可能になります。
ANA Payの還元率は0.5%で、100円につき0.5マイルが貯まります。ANAカードからのチャージで1%、ANA Payでの支払いで0.5%、合計1.5%の還元率になるので、効率よくマイルを貯められます。
ポイントサイトを活用してマイルに交換する
モッピーやハピタスなどのポイントサイトを利用すると、アンケート回答やサービス申込みでポイントが貯まり、それをANAマイルに交換できます。特に新規サービスの申込みなどは高ポイントになることが多いので、効率的にマイルを増やせます。
ポイントサイトからマイルへの交換レートは以下の通りです。
ポイントサイト | 交換レート | 最低交換ポイント |
---|---|---|
モッピー | 1ポイント=0.4〜0.5マイル | 5,000ポイント〜 |
ハピタス | 1ポイント=0.4マイル | 3,000ポイント〜 |
ポイントタウン | 1ポイント=0.4マイル | 5,000ポイント〜 |
ANAふるさと納税で寄付しながらマイルを獲得
ふるさと納税をする予定があるなら、ANAのふるさと納税サイト「ANAのふるさと納税」を利用しましょう。寄付額の1%相当のANAマイルが貯まります。
例えば、10万円の寄付をすると1,000マイルが貯まります。ふるさと納税自体の税金控除や返礼品に加えて、マイルまで貯まるのはとてもお得です。
ANAでんきに加入してマイルをゲット
電気料金の支払いでもマイルが貯められます。ANAでんきに切り替えると、毎月の電気料金に応じてマイルが貯まります。基本的には電気料金200円につき1マイルの還元率です。
例えば、月々の電気料金が1万円の家庭なら、年間で600マイル程度貯まる計算になります。さらに、ANAカードで支払えば二重取りも可能です。
ANA Pocketでスキマ時間にマイルを貯める
ANA Pocketはスマートフォンアプリで、ゲームやアンケートに答えることでマイルが貯まるサービスです。通勤時間や待ち時間などのスキマ時間を活用して、少しずつマイルを増やせます。
毎日コツコツと利用すれば、月に100マイル程度は簡単に貯まります。特別なキャンペーン時にはさらに多くのマイルが獲得できることもあります。
ANAリサーチでアンケート回答
ANAリサーチは、アンケートに回答することでマイルが貯まるサービスです。1回のアンケートで10〜100マイル程度が獲得できます。
メールで届くアンケート依頼に応じて回答するだけなので、手間はかかりません。月に数回のペースでアンケートが届くので、年間で数百マイルは貯められるでしょう。
提携銀行との取引でマイルを獲得
ANAは複数の銀行と提携しており、口座開設や定期預金などの取引でマイルが貯まります。特にソニー銀行やみずほ銀行との提携が有名です。
例えば、ソニー銀行の外貨預金を利用すると、為替コストの一部がマイルとして還元されます。また、みずほ銀行では口座開設キャンペーンなどでマイルがもらえることがあります。
他社ポイントをANAマイルに交換する
dポイントや楽天ポイント、Tポイントなど、様々な企業のポイントをANAマイルに交換できます。交換レートは以下の通りです。
ポイント種類 | 交換レート | 最低交換ポイント |
---|---|---|
dポイント | 1ポイント=0.4マイル | 500ポイント〜 |
楽天ポイント | 2ポイント=1マイル | 200ポイント〜 |
Tポイント | 2ポイント=1マイル | 500ポイント〜 |
Pontaポイント | 2ポイント=1マイル | 500ポイント〜 |
普段から貯めているポイントがあれば、マイルに交換するのも効率的な方法です。
マイルを効率よく貯めるための裏ワザ
より効率的にマイルを貯めるための裏ワザをご紹介します。
みずほルートでポイントをマイルに高還元率で交換
「みずほルート」と呼ばれる交換方法を使うと、通常よりも高いレートでポイントをマイルに交換できます。具体的には、各種ポイントをまずみずほマイレージクラブのポイントに交換し、そこからANAマイルに交換するという方法です。
例えば、Tポイントは通常2ポイント=1マイルですが、みずほルートを使うと1.6ポイント=1マイルになることもあります。少し手間はかかりますが、大量のポイントを交換する場合は検討する価値があります。
マイル二重取りの活用法
マイルの二重取りとは、1回の買い物で複数の経路からマイルを獲得する方法です。例えば、以下のような組み合わせが可能です。
- ANAカードでANA Payにチャージ(1%)
- ANA Payで支払い(0.5%)
または
- ANAマイレージモール経由でショッピングサイトにアクセス(サイトに応じたレート)
- ANAカードで支払い(1%)
このように複数の経路を組み合わせることで、効率よくマイルを貯められます。
期間限定キャンペーンを狙う
ANAやその提携企業は定期的にキャンペーンを実施しています。例えば、「マイレージモール経由の買い物で還元率2倍」や「新規カード入会で5,000マイルプレゼント」などです。
こうしたキャンペーンを上手く活用すれば、通常よりも多くのマイルを獲得できます。ANAのメールマガジンに登録しておくと、キャンペーン情報をいち早くキャッチできるでしょう。
初心者におすすめのANAマイル貯め方
マイル初心者の方には、まずは以下の方法から始めることをおすすめします。
まずはANAマイレージクラブに無料登録
ANAマイルを貯めるには、まずANAマイレージクラブへの登録が必要です。登録は無料で、ANAの公式サイトから簡単に行えます。
登録時には基本情報の入力が必要ですが、5分程度で完了します。登録後は会員番号が発行され、これを使ってマイルを貯めていきます。
ANAカードの選び方と比較
ANAマイルを効率よく貯めるなら、ANAカードの作成がおすすめです。カードにはいくつか種類があるので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
一般カードは年会費が安く、初年度は無料なので、まずはこれから始めるのがおすすめです。利用頻度が高い方や付帯サービスを重視する方は、ゴールドカードやプラチナカードも検討してみてください。
日常生活で実践できる簡単な貯め方
日常生活の中で簡単に実践できるマイルの貯め方としては、以下のようなものがあります。
- 公共料金の支払いをANAカードに設定する
- スーパーやコンビニでの買い物もANAカードを使う
- ネットショッピングは必ずANAマイレージモール経由で行う
- ANA Pocketアプリを毎日少しずつ利用する
これらの方法なら特別な手間もかからず、自然とマイルが貯まっていきます。
マイルの使い道と必要マイル数
貯めたマイルは主に航空券に交換することができます。必要なマイル数を見ていきましょう。
国内線特典航空券の必要マイル数
国内線の特典航空券に必要なマイル数は以下の通りです。
区間 | 必要マイル数(片道) |
---|---|
東京-大阪 | 5,000マイル |
東京-福岡 | 6,000マイル |
東京-札幌 | 6,000マイル |
東京-沖縄 | 7,500マイル |
繁忙期は追加マイルが必要になることもありますが、通常期であれば上記のマイル数で交換可能です。
国際線特典航空券の必要マイル数
国際線の特典航空券に必要なマイル数は以下の通りです。
区間 | エコノミークラス(往復) | ビジネスクラス(往復) |
---|---|---|
日本-韓国/台湾 | 15,000マイル | 30,000マイル |
日本-中国/香港 | 20,000マイル | 40,000マイル |
日本-ハワイ | 40,000マイル | 65,000マイル |
日本-北米 | 50,000マイル | 85,000マイル |
日本-ヨーロッパ | 60,000マイル | 95,000マイル |
国際線の場合も、繁忙期は追加マイルが必要になることがあります。
その他のマイル特典サービス
航空券以外にも、マイルは様々なサービスに交換できます。
- 座席のアップグレード
- ANAショッピングポイントへの交換(1マイル=5ポイント)
- 提携ホテルの宿泊
- レンタカーの利用
- 商品との交換
ただし、マイルの価値を最大化するなら、特典航空券への交換がもっともお得です。
まとめ
ANAマイルは飛行機に乗らなくても、日常生活の中で効率よく貯めることができます。ANAカードの利用、マイレージモール経由のショッピング、ANA Payの活用など、様々な方法を組み合わせることで、気づけば特典航空券に交換できるほどのマイルが貯まっているでしょう。
マイル獲得の基本を押さえたら、二重取りや期間限定キャンペーンなどの裏ワザも活用して、さらに効率よく貯めてみてください。貯まったマイルで特典航空券を手に入れれば、次の旅行がぐっとお得になります。