楽天ポイント利息のデメリットは本当?自動追加機能で賢く貯める方法

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楽天ポイントを貯めている方なら、「楽天ポイント利息」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。でも「本当にお得なの?」「デメリットばかりって聞いたけど…」と疑問に思っている方も多いはず。特に自動追加機能の「貯めトクモード」については、まだ知らない方も少なくありません。

この記事では、楽天ポイント利息の仕組みから、実際のメリット・デメリット、そして効率的な貯め方まで詳しく解説します。「少ないポイントでも少しでも増やしたい」「手間をかけずに楽天ポイントを育てたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

楽天ポイント利息とは何か

楽天ポイント利息は、楽天が提供するポイント運用サービスの一つです。銀行の預金に利息がつくように、楽天ポイントにも利息がつくという仕組みです。

楽天ポイント利息の基本的な仕組み

楽天ポイント利息は、楽天ポイントクラブの会員であれば誰でも利用できるサービスです。通常の楽天ポイントと異なり、「貯めトク」に設定したポイントに対して毎月利息が発生します。

利息の対象となるのは、楽天ポイント口座にある「通常ポイント」です。期間限定ポイントは対象外となるので注意が必要です。また、利息として付与されるポイントも通常ポイントとなり、有効期限は付与日から1年間です。

年利0.108%の利率について

楽天ポイント利息の年利は0.108%です。この数字を見て「少なすぎる」と感じる方もいるかもしれませんが、現在の銀行普通預金の金利(0.001%程度)と比較すると、実は100倍以上の利率となっています。

例えば、10,000ポイントを1年間貯めておくと、約11ポイントの利息が付きます。金額にすると11円相当ですが、何もしなくても自動的に増えるという点では、小さなメリットと言えるでしょう。

毎月5日に付与される利息の計算方法

楽天ポイント利息は、毎月5日に前月分が付与されます。計算方法は以下の通りです。

月々の利息ポイント = 前月の毎日の最終残高の平均 × 0.108% ÷ 12

この計算式から分かるように、ポイントの残高が多いほど、また長く保有しているほど、利息ポイントも多くなります。ただし、小数点以下は切り捨てとなるため、少額のポイントでは利息がつかないこともあります。

「楽天ポイント利息はデメリットだらけ」という評判の真相

インターネット上では「楽天ポイント利息はデメリットだらけ」という声も見られます。実際のところはどうなのでしょうか。

「ポイントが増えない」と言われる理由

楽天ポイント利息が「増えない」と言われる主な理由は、利率の低さにあります。先ほど説明したように年利0.108%では、10,000ポイントでも年間11ポイントしか増えません。

また、利息計算の際に小数点以下が切り捨てられるため、少額のポイントでは実質的に利息がゼロになることもあります。例えば、1,000ポイントの場合、月々の利息は約0.09ポイントとなり、切り捨てられると0ポイントになってしまいます。

実際の利息計算例と還元率の実態

実際の利息計算例を見てみましょう。以下の表は、ポイント残高別の年間利息ポイントの目安です。

ポイント残高年間利息ポイント(概算)
1,000ポイント1ポイント
5,000ポイント5ポイント
10,000ポイント11ポイント
50,000ポイント54ポイント
100,000ポイント108ポイント

この表からも分かるように、大量のポイントを長期間保有しない限り、劇的な増加は期待できません。しかし、何もしなくても自動的に増えるという点では、デメリットというよりも「小さなメリット」と捉えるべきかもしれません。

他のポイント運用サービスとの比較

楽天ポイント利息を他のポイント運用サービスと比較してみましょう。

サービス名年利特徴
楽天ポイント利息0.108%いつでも使える、リスクなし
楽天ポイント運用最大5%程度(変動)元本保証なし、運用期間あり
dポイント投資最大5%程度(変動)元本保証なし、運用期間あり
Tポイント投資最大5%程度(変動)元本保証なし、運用期間あり

他のポイント運用サービスと比べると利率は低いものの、楽天ポイント利息には「いつでも使える」「リスクがない」というメリットがあります。投資型のポイント運用は高い利回りが期待できる反面、元本割れのリスクもあるため、一長一短と言えるでしょう。

2024年に登場した「貯めトクモード」とは

2024年に楽天は「貯めトクモード」という新機能をリリースしました。これは楽天ポイント利息をより便利に活用するための機能です。

自動追加機能の仕組みと使い方

貯めトクモードは、楽天ポイントを自動的に「貯めトク」に追加する機能です。これまでは手動で「貯めトク」に追加する必要がありましたが、この機能をオンにすることで、獲得したポイントが自動的に「貯めトク」に追加されるようになります。

使い方は非常に簡単で、楽天ポイントクラブのアプリやウェブサイトから設定できます。設定画面では、自動追加するポイントの条件(例:毎月の獲得ポイントの50%を自動追加など)を細かく設定することも可能です。

手動追加との違いと利便性

従来の手動追加と比べて、貯めトクモードには以下のような利便性があります。

項目手動追加貯めトクモード(自動追加)
操作の手間毎回手動で追加が必要一度設定すれば自動的に追加
忘れの防止忘れると利息がつかない忘れる心配なし
柔軟性その都度金額を決められる条件設定で柔軟に対応可能
利用のしやすさ使いたい時に手動で戻す必要あり使いたい時も簡単に引き出せる

特に「忘れの防止」は大きなメリットです。これまでは「貯めトク」への追加を忘れると利息がつかないという問題がありましたが、自動追加機能によってその心配がなくなりました。

貯めトクモードをオンにする手順

貯めトクモードをオンにする手順は以下の通りです。

  1. 楽天ポイントクラブのアプリまたはウェブサイトにログイン
  2. メニューから「貯めトク」を選択
  3. 「貯めトクモード設定」をタップ
  4. 「貯めトクモードをオンにする」をタップ
  5. 自動追加の条件を設定(任意)
  6. 「設定を保存」をタップ

これで設定は完了です。一度設定すれば、あとは自動的にポイントが「貯めトク」に追加されていきます。

楽天ポイント利息を活用するメリット

楽天ポイント利息には、利率の低さというデメリットがある一方で、いくつかの明確なメリットもあります。

いつでも引き出して使えるポイントの柔軟性

楽天ポイント利息の最大のメリットは、「貯めトク」に入れたポイントをいつでも引き出して使えることです。銀行の定期預金のように満期まで待つ必要はなく、急に楽天ポイントが必要になった場合でもすぐに使うことができます。

例えば、楽天市場でセールを見つけた時や、楽天トラベルで予約したい宿泊施設を見つけた時など、いつでも柔軟にポイントを活用できるのは大きな魅力です。

貯めトクモード限定キャンペーンの活用法

楽天では、貯めトクモードを利用しているユーザー向けの限定キャンペーンを定期的に実施しています。例えば、「貯めトクモード利用者限定で抽選で1,000ポイントプレゼント」といったキャンペーンがあります。

これらのキャンペーンを活用することで、利息以上のポイントを獲得できる可能性があります。キャンペーン情報は楽天ポイントクラブのアプリやメールマガジンでチェックできるので、定期的に確認するとよいでしょう。

楽天ポイント定期との使い分け方

楽天には「楽天ポイント定期」というサービスもあります。これは一定期間ポイントを預けることで、通常より高い利息を得られるサービスです。

楽天ポイント利息と楽天ポイント定期の使い分け方は以下の通りです。

項目楽天ポイント利息楽天ポイント定期
利率年利0.108%年利0.2%〜0.5%(期間による)
引き出しの自由度いつでも可能満期まで不可(中途解約は利息なし)
向いている人いつでも使えるようにしておきたい人しばらく使う予定がない人

短期間で使う予定のポイントは楽天ポイント利息、長期間使わないポイントは楽天ポイント定期というように使い分けると効率的です。

楽天ポイントを効率よく貯める方法

楽天ポイント利息を最大限に活用するためには、まずポイント自体を効率よく貯める必要があります。

楽天カードを活用した基本の貯め方

楽天ポイントを貯める基本は、楽天カードの利用です。楽天カードは通常のクレジットカード利用で100円につき1ポイント(還元率1%)が貯まります。

さらに、楽天市場での買い物時に楽天カードを使うと、通常のポイントに加えて+2倍のポイントが付与されます。つまり、楽天市場で楽天カードを使うと、最低でも3%の還元率になるのです。

楽天市場のキャンペーンを利用したポイント倍増術

楽天市場では定期的に「お買い物マラソン」や「スーパーセール」などのキャンペーンが開催されています。これらのキャンペーン期間中は、通常より多くのポイントが還元されるため、大きな買い物やまとめ買いはこの時期に行うと効率的です。

特に「お買い物マラソン」は、異なるショップで複数回買い物をすることでポイント還元率がアップするため、日用品や食料品など、複数のショップで購入できるものを分けて買うとポイントを効率よく貯められます。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)の攻略法

SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天の各種サービスを利用することで、楽天市場でのポイント還元率がアップするプログラムです。

サービスポイントアップ率
楽天カード+2%
楽天銀行+0.5%
楽天モバイル+1%
楽天証券+1%
楽天保険+0.5%
楽天ブックス+0.5%
楽天トラベル+0.5%

これらのサービスを複数利用することで、楽天市場での買い物時のポイント還元率が大幅にアップします。例えば、楽天カード、楽天銀行、楽天モバイルを利用していれば、基本の1%に加えて+3.5%、合計4.5%の還元率になります。

無料で楽天ポイントを増やす方法

お金をかけずに楽天ポイントを増やす方法もあります。これらを活用すれば、さらに効率よくポイントを貯められます。

楽天ウェブ検索の活用法

楽天ウェブ検索を利用すると、検索するだけで楽天ポイントが貯まります。1日の上限はありますが、普段の検索エンジンを楽天ウェブ検索に変えるだけで、無料でポイントが貯まるのは大きなメリットです。

検索回数に応じてポイントが付与される仕組みで、例えば1日5回検索すると1ポイント、10回で2ポイントというように増えていきます。最大で1日5ポイントまで貯められるので、月に150ポイント程度を無料で獲得できる計算になります。

アンケートサイト「楽天インサイト」の利用

楽天インサイトは、アンケートに回答することで楽天ポイントが貯まるサービスです。アンケートの内容や長さによって獲得できるポイント数は異なりますが、短いもので5〜10ポイント、長いもので50〜100ポイント程度が一般的です。

空き時間を活用してアンケートに回答すれば、月に数百ポイントを無料で獲得することも可能です。

楽天ポイントモールでのポイント獲得術

楽天ポイントモールは、楽天市場以外のオンラインショップで買い物をする際に、楽天ポイントモール経由でアクセスすることでポイントが貯まるサービスです。

例えば、Amazonや Yahoo!ショッピングなどの他社ECサイト、また旅行予約サイトや飲食店予約サイトなど、様々なサービスが対象となっています。還元率はショップによって異なりますが、1%〜10%程度のポイントが追加で貯まります。

普段利用しているサービスがあれば、楽天ポイントモール経由でアクセスする習慣をつけるだけで、無駄なく効率的にポイントを貯められます。

楽天ポイント利息と自動追加機能を最大限活用するコツ

楽天ポイント利息と自動追加機能を最大限に活用するためのコツをご紹介します。

日常使いのポイントと貯蓄用ポイントの分け方

効率的にポイントを管理するためには、「日常使いのポイント」と「貯蓄用ポイント」を分けて考えるとよいでしょう。

例えば、月々の楽天市場での買い物に使う分は「日常使いのポイント」として残しておき、それ以外の余剰ポイントを「貯蓄用ポイント」として貯めトクに追加するという方法があります。

具体的には、毎月の獲得ポイントのうち、一定額(例:2,000ポイント)を日常使い用に残し、それを超える分を自動的に貯めトクに追加するよう設定するといいでしょう。

貯めトクモードと相性のいい楽天サービス

貯めトクモードと相性のいい楽天サービスとしては、以下のようなものがあります。

サービス相性がいい理由
楽天カード毎月安定してポイントが貯まるため、自動追加の設定がしやすい
楽天モバイル毎月の利用料金に応じたポイントが定期的に付与される
楽天ペイ小額決済でもポイントが貯まるため、少しずつ自動追加できる
楽天ふるさと納税高還元率でポイントが貯まるため、貯めトクへの追加額が大きくなる

特に楽天カードと楽天モバイルは毎月安定してポイントが貯まるため、貯めトクモードとの相性が非常に良いと言えます。

ポイント運用の基本的な考え方

ポイント運用の基本的な考え方としては、「無理なく続けられること」が最も重要です。高い利回りを求めるあまり、使いづらい状態にしてしまっては本末転倒です。

楽天ポイント利息は利率こそ低いものの、いつでも引き出せる柔軟性があります。まずは使わないポイントを貯めトクに入れておき、必要な時に引き出すという基本的な使い方から始めるとよいでしょう。

慣れてきたら、楽天ポイント定期なども組み合わせて、より効率的なポイント運用を目指すとよいでしょう。

まとめ:楽天ポイント利息は上手に活用すれば便利なサービス

楽天ポイント利息は、年利0.108%と決して高くはありませんが、リスクなく、いつでも引き出せる柔軟性があるという大きなメリットがあります。

2024年に登場した「貯めトクモード」を活用すれば、手間をかけずに自動的にポイントを貯めることができ、さらに限定キャンペーンなどの特典も受けられます。

楽天ポイントを効率よく貯めるコツと組み合わせれば、少しずつではありますが、確実にポイントを増やしていくことができるでしょう。「デメリットだらけ」という評判は必ずしも正しくなく、上手に活用すれば十分に便利なサービスと言えます。

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