
最終更新日:2020年4月13日
日焼けはシミやシワ、たるみ、そばかすなどを引き起こすので、普段からしっかり日焼け対策したいところです。
多くの人は、日焼け止めクリームや帽子などのアイテムを使って外側を熱心に対策しますが、実は、体の内側から紫外線対策することも同じくらい大切です。
そこで今回は、日焼け止め対策に効果的な食べ物について紹介します。
多くの人は、日焼け止めクリームや帽子などのアイテムを使って外側を熱心に対策しますが、実は、体の内側から紫外線対策することも同じくらい大切です。
そこで今回は、日焼け止め対策に効果的な食べ物について紹介します。
日焼け対策にもっとも効果的なのはビタミンACE(エース)
レジャーの季節には海や山、野外のイベントに出かけたくなるもの。そんなとき、日焼け止めを塗るだけでなく、日焼けに効く栄養をとっていれば、日焼けのダメージを大幅に軽減できます。

ビタミンACEとは、ビタミンAとCとEをまとめた呼び方ですが、それぞれの成分や、それが含まれる代表的な食材について詳しく見ていきましょう。
ビタミンA
ビタミンAとは、主に動物性の脂溶性ビタミンを指し、細胞の成長や分化、増殖に関与する栄養素です。ですから、ビタミンAが不足すると肌細胞の元気がなくなるため、ターンオーバーが遅くなり、お肌の内部で生成されたメラニンがうまく排出されず、メラニンが滞留しやすくなります。
ビタミンAはお肌の細胞を増やす効果があるので、ターンオーバーが促進されるだけでなく、表皮も増えるので、ハリのあるお肌になります。
ビタミンAが豊富な食材10選
- うなぎ
- 人参
- 卵黄
- 小松菜
- ホウレンソウ
- にら
- 鶏・豚レバー
- かぼちゃ
- モロヘイヤ
- 春菊
ビタミンC
ビタミンCには日焼けに効く2つの働きがあります。メラニンの生成を阻害する働き
ご存知のとおり、日焼けでシミやくすみができるのは、肌内部でメラニンが生成されてしまうためです。ビタミンCは、メラニンの生成に必要不可欠な「シロチナーゼ」という酵素を阻害する働きがあるため、結果的にメラニンの生成が抑えられるわけです。
メラニン色素を還元する働き
ビタミンCはメラニンの生成を阻害してシミやくすみを予防するだけでなく、すでにできてしまったシミやくすみの改善にもひと役かいます。そもそもシミなどのトラブルは、肌内部のメラニン色素が化学反応で酸化して褐色化するのが原因ですが、ビタミンCには酸化されたメラニン色素を無色還元化する作用があり、シミやくすみを薄くすることがわかっています。
ビタミンCが豊富な食材10選
- パプリカ
- ビーマン
- ゴーヤー
- ブロッコリー
- 菜の花
- キウイ
- 柿
- みかん
- ざくろ
- グレープフルーツ

ビタミンE
ビタミンEには、体の末梢血管を広げて血行をよくする働きがあります。血液の循環がよくなることによって、お肌に栄養が届きやすくなるだけでなく、代謝が高まるのでターンオーバーが促進されます。
こうした働きによりメラニンの排出がスムーズになり、日焼けによるシミやそばかすの防止になります。
ビタミンEが豊富な食材10選
- アーモンド
- とうがらし
- 小麦
- 大豆
- 落花生
- まぐろ
- いわし
- 鮎
- せん茶
- 枝豆
日焼けで発生する活性酸素を取り除く食べ物
先にも述べたように、ビタミン類はメラニンの生成を阻害したり、ターンオーバーを促進するので日焼け対策に効果的と言えます。ただ、それだけでは不十分。
なぜなら、紫外線を浴びると皮膚で活性酸素が大量に発生し、これが刺激となってメラニンの生成が促進してしまうからです。
ですので、活性酸素の対策も必要不可欠なのです。
ですので、活性酸素の対策も必要不可欠なのです。
ちなみに、活性酸素はメラニンの生成を促進してシミやシワをふやすだけでなく、お肌を酸化(サビ化)させ、老化させるので、それを防ぐためにもしっかり対策することが必要です。
もともと人間は、こうした活性酸素によるサビ化に対抗するための抗酸化力を兼ね備えているのですが、下記の図からもわかるとおり、加齢によりヒトの抗酸化力はどんどん低下するので、しっかり食事で抗酸化力をキープしていかなければならないのです。
ヒトの抗酸化力の推移

ヒトの抗酸化力は70代になると20代の頃の7分の1程度まで低下すると言われています。
活性酵素を取り除く食材10選
- パプリカ
- かぼちゃ
- ブロッコリー
- 人参
- トマト
- モロヘイヤ
- キウイ
- リンゴ
- わかめ
- 海苔
【関連記事】飲む日焼け止めサプリ2021年人気ランキングTOP6と体験談
日焼け対策にNGな食べ物に要注意
ここまでで、日焼け対策に効果的な食べ物について紹介してきましたが、実は、日焼けを悪化させてしまう食べ物もあるので、注意も必要なのです。
どういうことかというと、野菜や果物の中には、紫外線の吸収率をアップさせ、お肌の色素沈着を促進してしまう成分を含むものがあるということです。
代表的なものが「ソラレン」です。
ソラレンは「光毒性物質(ひかりどくせい)」と呼ばれ、紫外線の感受性を高める性質があります。

ちなみに、ソラレンを摂取してから2~6時間くらいは光毒性が作用し続けます。
ですので、外出前などは日焼け対策のためソラレンを含む食べ物は避けた方がよいでしょう。
ソラレンを含む食べ物
- レモン
- キュウリ
- じゃがいも
- ライム
- シソ
- セロリ
- パクチー
- パセリ
- 三つ葉
- アセロラ
まとめ
本記事では、日焼け対策に効果的な食べ物と、その根拠、さらに日焼けを促進してしまう食べ物について紹介しました。日焼け止めクリームやサングラス、帽子などでしっかり対策しても、食べ物に気を付けていないと効果が半減してしまうこともあり得ます。
ここで紹介した食べ物を参考に、しっかり紫外線対策していきましょう!
【関連記事】日焼けの原因は紫外線のUVAとUVB!?それぞれのお肌への影響は?
最終更新日:2020年4月13日