
最終更新日:2020年4月13日
婚活をしている女性の中には、仕事を辞めたいから結婚したいと考えている人も多いのではないでしょうか?
確かに身近に寿退社をしている人が多いと、雰囲気にのまれやすくなってしまいます。
そこで今回は、仕事を辞めたい、結婚したいと考えている人がベストな判断をするための参考になればと思い、以下の点を解説していきます。
確かに身近に寿退社をしている人が多いと、雰囲気にのまれやすくなってしまいます。
そこで今回は、仕事を辞めたい、結婚したいと考えている人がベストな判断をするための参考になればと思い、以下の点を解説していきます。
仕事を辞めたい、働きたくないから結婚したい。でもいざ主婦になるとけっこう大変
結婚してしまえば、会社員から専業主婦になったり、パートに切り替えて働けるなどで、今までのように追い詰められながら仕事をしなくて済むと考える女性も多いようです。
例えば、仕事を辞めたいがために結婚したという女性に話しを聞くと、以下のような苦労があるようです。
辛い人間関係から解放されるわけではない
会社を辞めることによって、セクハラ上司や嫌味なあの人から解放される。これからは家族という小さなコニュニティー内での人間関係が中心になるので、以前より人間関係で悩むことはなくなるはず。
確かにコミュニティーの範囲は狭まりますが、姑をはじめとした夫側の親族との付き合い、子供が生まれれば学校のPTAやママ友たちとの付き合いは避けて通れません。
ですので、周囲の人と上手にコミュニケーションを取っていける人でなければいづれにせよ人間関係に悩むことになります。
主婦の仕事も楽ではない
現状の仕事でノルマがきつかったり、深夜まで仕事をすることもしばしばあったりする人も少なくないと思います。結婚してしまえば、そのような仕事のノルマやプレッシャーからは解放されることになりますが、仕事より育児や家事の方が大変と感じる女性も多いようです。
大声で泣く我が子をあやしながら、家事をこなし、家族の心のケアにも奔走する・・・こうしたことはかなりの重労働です。
大変なのは365日、毎日毎日それを続けなければいけないこと。
大変なのは365日、毎日毎日それを続けなければいけないこと。
会社にいた頃は、平日が大変でも週末にしっかり休暇を取れますし、年末年始、GWなどの長期休みは自由にリフレッシュできたのです。
心身ともに息抜きができないというのも辛い部分です。
主婦は逃げることができない
もっとも辛いこととして、旦那やその親族、育児から逃げられないことを一番にあげる人は非常に多いです。毎日同じ環境で、同じ仕事をし、顔を合わせる相手も同じ。
ときには旦那と大きなケンカもすることもあるでしょう。これが会社であれば「明日から出社拒否!」なんてこともできますが、そういかないのが主婦です。

【関連記事】「仕事を辞めたい」それって逃げ?悩んだときに持つべき視点
結婚=幸せとは言えないのが今の時代
女性芸能人がSNSで“ご主人様とのラブラブショット”を公開すればファンからたくさんの称賛コメントやイイネがついたりします。女性にとって結婚しているということは、ある意味ステータスなのです。
しかし、SNSでむつまじい夫婦仲をアピールしている芸能人ほど、実はその裏で夫婦間の悩みを抱えている。そのうなケースが多くないでしょうか?
独身女性からすれば既婚者が羨ましく思えて仕方がないかもしれませんが、結婚は自動的に幸せを運んできてくれるツールのようなものではありません。
結婚している夫婦でも、お互いの心と心が繋がっているとはお世辞にも言えない“ちょっと親切な同居人”レベルであることも多々あります。
離婚していく割合も増加傾向にあるようです。
厚生労働省が発表した「平成27年(2015年)人口動態統計(確定数)の概況」によると、婚姻件数が63万5,156組であるのに対し、離婚件数は22万6,125件でした。
婚姻件数自体は、少子化のせいもあり減少傾向にあるので、離婚件数の割合が高く見えてしまう部分もありますが、件数としてはかなり多めです。
不仲な夫婦であっても、離婚という形を取らないまま夫婦を続ける人が多いことを加味して考えると、結婚で幸せが保証されるとは到底言い切れません。
【関連記事】仕事を辞めたい・・・その気持ちは甘え?判別方法と対処法を紹介
仕事を辞めて結婚しても結局は「社会との結びつき」を求めていくのが人間
結婚は必ずしも幸福には結びつきません。それでも結婚当初は、その新鮮さゆえに幸福感で満たされるでしょう。
しかし、その新鮮さはやがて薄らいでいき、自分にとっての本当の幸福は何なのだろう?と考えるようになるものです。
実は、人間は「社会から必要とされている、誰かの役に立っている」という実感があってはじめて幸福を感じるようで、これが人間の本質だそうです。
(世界的に有名な「アドラー心理学」の中でもそのように述べられています)
ようするに、私たちは結婚していてもしていなくても「社会の役に立ちたい、誰かの役に立ちたい」という心理にいづれ行きつくということです。
そう考えると、結婚して社会と関わる機会が極端に減ってしまうことは、ある意味不幸なのかもしれません。
結婚するしないは関係なく、自分の幸せのために社会と関わっていくことが大事
おすすめしたいのは、結婚するしないに関わらず、何らかの仕事を通じて社会と繋がっていくことです。
そのような状況であっても、社会や人に喜ばれる仕事をしたり、生み出すことはできます。
今はネット環境があれば、家に居ながらいくらでも仕事ができますから、テレワークという仕事スタイルでどこかの会社に貢献できるかもしれません。
家に居ながら「私は社会の一員である、私の仕事は会社やその顧客に喜ばれている」という実感を得ることができるのです。
また、自ら仕事を生み出すこともできます。世の中にたくさんある「便利グッズ」は、主婦が開発したものばかりです。
例えば、洗濯機の「ゴミ取りネット」は専業主婦の方が開発した商品ですし、「アク取りおたま」もそうです。
このように、結婚していても社会と関わることはできますので、結婚してもしなくても上手に社会と関わりを持っていきましょう。
【関連記事】在宅でできる副業のおすすめを厳選!収入減時代を生き残れ【2021年版】
最終更新日:2020年4月13日