
最終更新日:2020年4月13日
現代人の多くは腸内フローラの働きが悪いため、免疫力が低下しており、さまざまな体調不良に見舞われています。しかし、腸内フローラは食べものによって改善できます。
とはいえ、腸内フローラを良くする食べものを食べているだけでは腸内フローラは改善しません。
腸内フローラの働きを悪くする食べものもあるので、それを避けていく必要もあります。
とはいえ、腸内フローラを良くする食べものを食べているだけでは腸内フローラは改善しません。
腸内フローラの働きを悪くする食べものもあるので、それを避けていく必要もあります。
腸内フローラの働きを悪くするグルテンについて知っておこう
まず、腸内フローラ働きを悪くする「グルテン」について知っておくことをおすすめします。グルテンとは、小麦に含まれるタンパク質の一種。
このグルテン中に存在する「グリアジンタンパク質」は小腸に入ると「ゾヌリン」という物質を放出する特性があります。
放出されたゾヌリンは腸壁を覆う腸粘膜を弱体化させてしまう作用があります。
これにより、腸壁に穴が開いてしまうようになり、腸内の内容物が体内に漏れ出すという現象が起こるのです。
放出されたゾヌリンは腸壁を覆う腸粘膜を弱体化させてしまう作用があります。
そうすると、腸内でまだ未消化の高分子の食べものに加え、腸内菌も腸壁の穴を通過して体内に漏れ出す結果となるわけです。
そのため、腸内菌の数も減少し、腸内フローラは働きを悪くしてしまうことになります。
ちなみに、この症状は健康な人であっても起こりえます。
2014年に順天堂大学と、ヤクルト中央研究所の共同グループがおこなった研究結果によると、健康な人50名のうち、2名の血液中から「腸内細菌」が発見されたようです。
おそらく、腸内フローラの働きを悪くする食べもの(グルテンなど)を習慣的に摂取していたために腸壁に穴が空き、そこから腸内菌が漏れ出したと考えられます。
おそらく、腸内フローラの働きを悪くする食べもの(グルテンなど)を習慣的に摂取していたために腸壁に穴が空き、そこから腸内菌が漏れ出したと考えられます。
「グルテン」は腸内フローラの働きを悪くする食べものの代表格と言えるでしょう。
とはいえ、グルテンを含む食品、すなわち小麦すべてが悪いというわけではありません。
グルテンを大量に含むのは、主に遺伝子組み換えによって作られた、品種改良された小麦です。

腸内フローラを改善を目指すのであれば、このようなこともしっかり押さえておきましょう。
腸内フローラの働きを改善する食べ物を紹介
腸内フローラの働きを悪くする食べものを避けつつ、これから紹介する食べものを積極的に食べると、徐々に腸内フローラの働きが改善していくはずです。腸内フローラの働きを改善する食べものとして最強なのはやはり食物繊維です。
しかし、やみくもにキャベツやコンニャクなどばかり食べればよいわけでもありません。
食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があるのですが、腸内フローラの改善を目指すのであれば、後者、つまり「水溶性食物繊維」を中心に摂ることをおすすめします。
水溶性食物繊維が豊富に含まれる食べものをいくつかあげると以下のようになります。
- らっきょう(18.6g)
- かんぴょう(6.8g)
- 惜し麦(6.0g)
- 切干大根(5.2g)
- ニンニク(4.1g)
- 納豆(2.3g)
- ゴボウ(2.3g)
- 海藻など
※100g中
ちなみに、不溶性食物繊維が豊富な食べ物は以下となります。こちらもバランスよく摂るとよいでしょう。
- サツマイモ(0.9g)
- パイナップル(0.2g)
- レタス(0.1g)
※100g中
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水溶性と不溶性のバランスも大切
もう少し踏み込んでお話しすると、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を3:2のバランスで摂ることがもっとよい形です。また、先にあげたもの以外でおすすめなのが「なめこ」です。
なめこの外側を覆う独特のヌメリは、タンパク質とマンナンやガラクタンなどが結合したもので、腸内菌のエサとなるだけなく、腸粘膜にくっつき、表面を保護する働きもします。
ですから、先に紹介したグルテンから腸壁を守る役割もするというわけです。
ここで紹介したものはすべて腸内フローラが喜ぶ食べもので腸内フローラの改善に効果的な食べものです。
上手に食卓に摂り入れて、腸内フローラの働きをよくしていきましょう。
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最終更新日:2020年4月13日